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c-KIT遺伝子変異検査

犬・猫の肥満細胞腫を対象とした遺伝子検査です。
c-kit遺伝子という細胞増殖に関わる遺伝子の変異の有無を判定し、分子標的薬が奏効する可能性を評価します。

摘要
対応腫瘍 犬・猫の肥満細胞腫
適用検体 生検組織、未染色塗抹標本
報告日 受付日から2~5日後
記載項目 変異判定結果(Exon 8, 9, 11)、コメント
肥満細胞種について

検査対象となる腫瘍

c-KIT遺伝子変異は犬・猫の肥満細胞腫においてしばしば認められ、分子標的薬の奏効性に関わる変異とされています。
そのため犬・猫の肥満細胞腫が検査対象となります。
本検査で変異を検出する領域は、犬ではExon8, 9, 11、猫ではExon8, 9になります。全ての配列の変異を検出するものではありません。

c-kit遺伝子検査について

結果の判定について

変異ありイマチニブやトセラニブといった分子標的薬が奏効する可能性が示唆されます。
検出されず本検査で検出可能な変異は認められませんが、分子標的薬が奏効する可能性を否定するものではありません注1

c-kit遺伝子検査について2

ご依頼方法

検体量の目安および送付方法
① 腫瘤部生検組織の場合
米粒大の組織片が目安となります。採材後保存液に入れて冷蔵にてご送付ください。注2
② 未染色塗抹標本の場合
細胞診と同様の送付方法で構いません。塗抹標本をそのままスライドメイラーなどに入れて常温でご送付ください。注3

ご依頼方法
ご送付の前に必ず検査のご予約をお電話やメール、メールフォームなどからお願いいたします。
ご予約後、上記方法で採材・保存液に浸漬したものを検査依頼書と共に弊社まで冷蔵(生検組織の場合)でご送付ください。
検査依頼書には必要事項を必ずご記入の上、臨床経過・症状などできる限り詳細なヒストリーのご記入もお願いいたします。
なお検体はホルマリン浸漬しないようお願いいたします。(検査結果に影響するリスクがあります)

注意事項

注1:「検出されず」の判定の場合でも、本検査で検出していない変異や他のチロシンキナーゼ経路の阻害によりイマチニブ等が奏効する可能性も否定はできません。

注2:腫瘍細胞が含まれない場合や検体量が不足している場合は「検出されず」または「検査不能」の判定となる場合がございます。
予めスタンプ標本等で検体内に腫瘍細胞が含まれていることを確認していただくことをおすすめいたします。

注3:塗抹標本を用いてのc-KIT遺伝子検査は、生検材料に比べてやや精度が低くなります。
また塗抹から時間が経過し過ぎている場合(目安として一週間以上)検査困難になる可能性が高くなります。
予めご了承の上、ご依頼ください。

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