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抗がん剤感受性基本検査

がん細胞の3次元培養法および弊社独自の新培養法を用いた、抗がん剤に対する感受性評価を目的とする検査です。
生検組織や尿沈査などからがん細胞の選別と培養を行い、抗がん剤処置時の生存率と薬剤濃度を測定し感受性を評価します。

摘要
対応腫瘍 悪性上皮性腫瘍(乳腺がん、泌尿器がん等)悪性メラノーマ、軟部組織肉腫、血管肉腫、中皮腫、肥満細胞種、リンパ腫(臨床研究中)など
検査対応薬剤 ドキソルビシン、カルボプラチン、ビンブラスチン、ミトキサントロン、イマチニブ、トセラニブなど
適用検体 生組織、尿沈査、胸水・腹水、その他生存腫瘍細胞を含む材料
報告日 受付日から約1-3週間後(培養状況による遅延あり)
記載項目 生存率-薬剤濃度グラフ、IC50、感受性評価、コメント、培養細胞写真
検査オプション 検査薬剤追加(3剤以上)、簡易病理検査(組織診・細胞診)
感受性検査の概要図
治療効果

検査対象となる腫瘍

現状、基本的には悪性上皮性腫瘍(癌)が対象となりますが、弊社で開発した新培養法を用いていくつかの間葉系腫瘍もターゲットにした検査法の確立を進めております。
現時点(2021年7月)での検査対象は、乳腺がん、泌尿器がん(尿路上皮癌、前立腺癌等)、呼吸器がん(鼻腺癌、肺腺癌等)、胃腺癌、肝がん・胆管癌、肛門嚢アポクリン腺癌、腎細胞癌、悪性メラノーマ、血管肉腫、中皮腫などとなっております。
今後研究が進み次第、検査可能な腫瘍を拡充していく予定です。現在、(悪性リンパ腫の臨床研究を行っており、ご協力いただける病院様を募集しております。詳細はこちらをご参照ください。
また検査対象腫瘍のリクエストなどございましたら、弊社までご意見をお寄せくださいますようお願い申し上げます。
リクエスト・ご意見等はお問い合わせフォームやメール(mini@airdec.jp)からお送りください。

オルガノイド写真

対応可能な薬剤について

基本的には1検体ごとに2種の薬剤を使用いたします。
ご希望の薬剤がある場合は必ず検体受付前にご指定注1をお願いいたします(依頼書へのご記載、検査予約時でのご指定など)。
病院様からのご指定がない場合は、腫瘍の種類に応じて以下の薬剤を使用いたします。

乳腺がん:ドキソルビシン、カルボプラチン
泌尿器がん:ビンブラスチン、ミトキサントロン
鼻腔内がん:カルボプラチン、トセラニブ
肺がん:ビノレルビン、シスプラチン
胃腺癌:ドキソルビシン、カルボプラチン
肝がん・胆管癌:ソラフェニブ、シクロホスファミド
肛門嚢腺癌:ミトキサントロン、カルボプラチン
腎細胞癌:ドキソルビシン、カルボプラチン
悪性メラノーマ:シスプラチン、カルボプラチン
軟部組織肉腫:ドキソルビシン、カルボプラチン
血管肉腫:シクロフォスファミド、ドキソルビシン
中皮腫:カルボプラチン、ゲムシタビン
肥満細胞種:イマチニブ、トセラニブ

ご希望であればオプションで3剤以上の検査のご依頼も可能です。
追加1剤ごとにオプション料金が発生いたしますが、検体受付前に3剤以上の検査をご依頼の場合は、受付後の追加検査よりもオプション料が安価になります。
料金について詳しくはお問い合わせフォームやメール、お電話でお問い合わせください。

現在、感受性検査に対応している薬剤のリストは以下になります。

抗腫瘍性抗生物質 ドキソルビシン、エピルビジン、ミトキサントロン、アクチノマイシン、ダウノルビシン、ブレオマイシン
プラチナ製剤 シスプラチン、カルボプラチン、オキサリプラチン
タキサン系 パクリタキセル、ドセタキセル
分子標的薬 イマチニブメシル酸塩、リン酸トセラニブ、ラパチニブ、ソラフェニブ、アファチニブ、エブロリムス、ゲフィチニブ、オラパリブ
ホルモン製剤 タモキシフェン
NSAIDs ピロキシカム、フィロコシブ
アルキル化薬 シクロホスファミド、メルファラン、クロラムブシル、ロムスチン、ダカルバジン、テモゾロミド、プロカルバジン
代謝拮抗薬 メトトレキサート、ゲムシタビン、5-FU、チオグアニン、メルカプトプリン
トポイソメラーゼ阻害 エトポシド、イリノテカン
ビンカアルカロイド系 ビンブラスチン、ビノレルビン
ビグアナイド系 メトホルミン
β遮断薬 プロプラノロール

簡易病理検査について

抗がん剤感受性検査のオプションとして簡易病理検査もご依頼いただけます。

簡易病理検査では、感受性検査の培養に使う組織や細胞を用いて病理検査を行います。
これにより感受性検査の対象となる組織の、培養時点での状態を病理形態学的に把握できます。
悪性腫瘍では以前に病理診断が行われた腫瘍であっても、時間経過により広範囲な壊死が生じていたり、またある種の腫瘍では悪性度が高くなっている恐れもあります。
実際に感受性検査を行う組織・細胞で病理検査を行うことにより、送付された組織にがん細胞がしっかり採取されているかの判断や、感受性検査時点でのがん細胞の形態学的評価が可能になります。
弊社では抗がん剤感受性検査のパフォーマンスをより効果的に発揮するため、感受性検査と同時に病理検査も行うことをお勧めしています。

この簡易病理検査では培養用の小さな組織を用いるため組織診によるマージンや浸潤性の評価はできませんが、それ以外の形態学的評価は通常の組織診と同様に行います。
感受性検査とセットでご依頼されることで、オプション料金として通常の組織検査よりも安価にご利用いただけます。
細胞診に関しては通常と同様の検査内容・料金になります。

ご依頼方法

感受性検査では採材の前に検査のご予約をお電話やメールなどでお願いいたします。
ご予約後に患者様から組織塊もしくは尿沈査の採材を行い、迅速に培養液(弊社から送付いたします)に浸漬し検体送付容器にて検査依頼書と伴に弊社までご送付ください。
ご送付には必ずクール便のご利用をお願いいたします。また採材から発送までお時間が空く場合は、必ず冷蔵庫等の冷暗所で保管してください。 検査依頼書には必要事項をご記入の上、臨床経過・症状などできる限り詳細なヒストリーのご記入もお願いいたします。
特に抗がん剤利用歴に関しては必ずご記入の程、よろしくお願い申し上げます。
ご指定の薬剤がある場合は予めお電話やメール等でご相談ください。

検体送付方法(生組織)

感受性検査送付方法1

検体送付方法(尿沈査)

感受性検査送付方法2

報告までの日数

基本的には受付日から約1-3週間でメールやFAXにて検査結果をご報告いたします。
また結果報告までに培養状況に関しての進捗を適宜ご報告いたします。
培養状況によっては報告に3週間以上のお時間を頂く場合や、検査不能注2と判断される場合もございます。
弊社ご登録時に診断遅延の通知「要」を選択された病院様には、遅延が予想された時点でその旨をご連絡いたします。

注意事項

注1:検体受付後に使用薬剤を変更される場合、追加料金が発生するケースがございますのでご了承ください。

注2:送付組織にコンタミネーションが生じているケースや、壊死や個体差による培養不良のケースなど、培養状況が芳しくない際には検査不能と判断させていただく場合もあります。
検査不能時には費用・料金のご請求はいたしません。

感受性検査注意事項

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